iPhone/iPad Newsstand の購読のやめ方

2012年12月22日土曜日

 勘違いというのは誠に恥ずかしいものですが、表に出してしまったからには仕様がない。文章にして世に送り出してしまった以上きちんとお詫びのうえ訂正しなければなりません。

 何の話かというと「Newsstand の定期購読設定は初回購読分のみに適用され自動更新はされない」という大嘘を書いてしまったことです。先月11月17日に iPhone の Newsstand での『Quick Japan』購読をテーマに書いた時の事です。

『Quick Japan』 太田出版 ( iPhone4 iOS 6.0.1 Newsstand ) - e-book reviews Japan

 このメッセージを読むとキャンセルをかけない限りずっと購入することになってしまうのかと一瞬思ってしまうがそうではありません。購入した期間で「自動更新」、つまり新刊が出ると配送されてきて読める、ということらしいのです。これは Newsstand の問題なのですが、アプリケーションとして購入できるので「自動更新」という用語を使うのは理解できるといいつつ、ここはすべて読み物を扱っているのだから「購読できます」とか「届けられます」というような表現の方が優しくないでしょうか。

この箇所です。

 その後自動更新がかかり、2012 年 11 月 29 日発行の vol.104 が配信され、更新分の費用が引き落とされた明細が iTunes store からの通知メールで送信されてやっと気が付きました。

 実のところ『Quick Japan』については先にも書いたように、表示速度にストレスを感じていたりするので機種を替えることで改善が見込まれるか、アプリとしての改善が行われるかどちらかまで購読をやめようと思ったのですが、この購読の停止がなんとも分かりにくい。

 説明はあるのですが分かりにくいところにあり、かつ文字だけで説明してあるので、これでは嫌がるひとも多いのではないかとおもいました。間違ったことを書いたお詫びも兼ねて、参考まで下記に手順を書きます。申し訳ありませんでした。


 まず、Newsstand から購読をとめたい雑誌、今回の場合『Quick Japan』をタップして開きます。「設定」という右下のメニューをタップします。写真で○してあるところです。


 定期購読設定という画面が表示されます。この画面は前に取り上げた時にも見ているのですが、下の方にスクロールしていくと下の方に「定期購読の解約」という説明分があるのです。


 購読、すなわち自動更新の手順について文字で書いてありますね。リンクで飛ぶわけでもないので、この文字面を読んで誰もが解約できるかというとちょっと疑問に思うのです。

 説明文を「解読」するとホームボタンで iPhone のホーム画面に戻り、「設定」をタップしろ、と書いてあります。


 下の方にスクロールして「iTunes Store/App Store」を選びます。


 表示される画面で一番上の「Apple ID: ……」の欄をタップするとメニューがポップアップ表示されます。ここで、また一番上の「Apple IDを表示」をタップして選択します。すると、パスワードを聞いてきますので入力して「OK」をタップします。

 どうです、分かりにくいでしょう?


 認証が通ると Apple アカウントに関する画面が表示されます。まだですよ。「購読」とあります。その下の「管理」をタップします。


 はい! やっと自動更新のメニューにたどり着きました。現在は「自動更新」欄が「ON」になっていて、スライドボタン部分が青く表示されています。このスライドボタンを左に指でスライドしましょう。


 来年2月6日までは購読継続ですが、以降は自動更新はされないように、やっとなりました。下の画面のように表示が変わります。


 自動更新が引き落としに関連しているのでこんなにメニューの「深い」ところに購読停止の操作メニューが用意されているのでしょうか? 購入する時はこんなに難しい手続きではないことを考えると、ちょっと不親切が過ぎるようにおもいます。更新のポップアップが画面表示できるのならば、そこから該当のメニューを表示させるようにできるのではないかと思うのですが、どうもそのような動作は確認できません。また、仮に更新オプションの画面に遷移できたとしても、利用者は咄嗟に自分がどの画面にいるのか分からなくなってしまうのではないでしょうか。

 もう少し分かりやすい操作が今後のアップデートで導入されることを求めます。

 そういえば Amazon.com の Kindle Store でも雑誌や新聞の定期購読の機能があるそうです。Amazon.co.jp の方はまだのような…… こちらもどれ位分かりやすいかというと若干疑問に感じています。定期購読のインターフェースにはまだまだチャンスが隠れているような気がしました。